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No.44【洗面収納は後回しNG】
毎日の身支度がラクになる、設計段階で考えたい事とは?

「洗面収納は後回しNG 毎日の身支度がラクになる、設計段階で考えたい事とは?」と記されたコラムの見出し画像。

こんにちは。HIKAGEの代表をしている日影道也です。

LIXILが2026年1月に発表した意識調査の結果を見て、
「やはりそうか」と感じると同時に、改めて設計の重要性を考えさせられました。
洗面空間の収納に「不満」または「どちらかというと不満」と感じている方が、
LIXIL公式サイト来訪者53人を対象とした調査で69.8%(約7割)に上りました。

洗面室の使いにくさについて、お客様からご相談をいただく機会は少なくありません。
今日はこのデータを読み解きながら、「本当は収納したいのに諦めていたもの」の正体と、
HIKAGEの設計アドバイスをお伝えします。

天井の木製ルーバーが目を引く、グレージュの面材と白の天板を組み合わせた清潔感溢れる対面式システムキッチン。

この記事でお伝えしたい事

  • 洗面のごちゃつきはあなたのせいじゃない
  • 実は諦めなくていい収納がたくさんある
  • 後付けグッズが効かない本当の理由がわかる
  • 新築で洗面収納を後悔しない考え方が身につく
  • 毎朝の身支度がラクになる洗面の作り方

洗面収納の不満、実は69.8%のご家庭が抱えている現実

LIXILが2026年1月19日に発表した「洗面空間の収納・整理整頓」に関する
意識調査(調査期間:2025年11月4〜30日)によると、収納に「不満」と答えた方が18.9%、
「どちらかというと不満」が50.9%で、合計69.8%が何らかの不満を持っているという結果でした。
「満足」と回答した方は9.4%にとどまっています。

対象はLIXIL公式サイト来訪者53人と限定的なサンプルではありますが、
住宅設備について日頃から情報収集しているユーザー層の実態を示すデータとして参考になります。

洗面室は1日に何度も使う場所であり、使いにくさが毎日の生活に小さなストレスとして積み重なっていくことは、数値が示す以上に実感として大きいものがあります。

白タイル張りの洗面台の上に、ドライヤーやヘアアイロン、多数の洗面用品が混雑して置かれた日常的な風景。

ドライヤー・掃除用品・詰替ストック——洗面台に「収まらない」ものの正体

同調査では「整理整頓で困っていること」について複数回答で質問しており、結果は以下の通りです。

整理整頓で困っていること回答割合
ドライヤーやヘアアイロンの置き場に困る45.3%
収納の中がごちゃごちゃで物が出しにくい43.4%
収納スペースが足りない39.6%
洗面台の上が出しっぱなしの物で散らかる37.7%

ドライヤーやヘアアイロンの問題は、収納グッズの不足というより、
設計の段階でコンセント位置と収納スペースが連動して計画されていないことが原因のひとつです。
後からどうにかしようとしても、コンセントの位置と棚の配置は変更できません。

なお、同調査では「整理整頓で困っていること」とは別に、
「具体的に収納に困っているもの」についても質問しています。
その結果は掃除用品(50.9%)が最多で、美容家電(45.3%)、
予備・詰替ストック(43.4%)と続きます(複数回答)。
形状がバラバラで生活感が出やすいものが上位を占めている点が特徴的です。

洗面台下の収納内に、排水パイプを囲むようにして乱雑に詰め込まれた色とりどりの洗剤ボトルや掃除用具。

下着・パジャマを洗面に置きたい——37.7%が諦めていた「隠れたニーズ」

同調査でHIKAGEが特に注目したのは、
「スペースが足りなくて本当は収納したいけど諦めているもの」の結果です。

「下着・パジャマ」と「予備・詰替(未開封ストックなど)」がともに37.7%で同率1位でした。
「洗面台に下着をしまう」というイメージは、多くの方にとってあまり馴染みがないかもしれません。

しかし、入浴後にすぐ着替えたい、翌朝のパジャマをここに用意しておきたいというニーズは、
暮らしの動線から考えると自然なことです。「そんなスペースはないから」と
最初からあきらめているご家庭が、これだけ多い。
設計段階で意識しておくだけで変えられることが少なくありません。

詰替ストックについても同様で、スペースの確保さえできていれば、
生活動線の中で管理しやすい場所に収納できます。

(出典:LIXIL「洗面空間の収納・整理整頓に関する意識調査」2026年1月19日発表)

ラタンバスケットや木製棚を使い、タオルや衣類を美しく整頓した、モルタル調の造作洗面台のあるサニタリー。

市販グッズでは解決しない。洗面収納の不満が続く、本当の理由

整理整頓の工夫として「収納を足す(市販の仕切り・トレー・棚など)」を
実施している方が43.4%で最多でした。工夫をしているご家庭がこれほど多いにもかかわらず、
満足度が依然として低い理由はどこにあるのでしょうか。

後付けの収納グッズは、現状のスペース内でやりくりするためのものです。
棚の高さや奥行き、コンセントの位置、脱衣スペースとの行き来のしやすさ——
これらは後から変えることができません。

「やりくりで対処できる課題」と
「設計の段階から考えないと解決しない課題」は、本質的に別物です。

住み始めてから気づく後悔として、洗面まわりの収納はよく挙げられる項目のひとつです。
だからこそ、注文住宅を検討しているいまの段階で、
洗面収納を間取りの議論に含めておくことが大切だとHIKAGEは考えています。

洗濯機上の空間にランドリーラックを設置し、カゴやハンガーを駆使して日用品をまとめた機能重視の収納。

新築で後悔しない洗面収納——HIKAGEが実践する4つの設計の工夫

富山市を中心に注文住宅を手がけてきたHIKAGEとして、
設計の視点から4点に整理してお伝えします。

洗面室を「身支度が完結する場所」として設計する

洗面室を「顔を洗う場所」として設計すると、収納スペースが十分に確保できない場合があります。
実際の暮らしでは、ドライヤー、スキンケア、着替えまで、
1日の始まりと終わりの多くが洗面室で起きています。
「ここで何をするか」を先に洗い出し、必要な収納を間取りに組み込むことが、
後悔のない洗面室づくりの基本です。

木製の造作洗面台。仕切り付きの引き出しやサイドのオープン棚により、ドライヤーや小物を効率よく整理できる。

お風呂・脱衣スペース・洗濯動線とセットで計画する

HIKAGEでは、洗面・脱衣・洗濯スペースを一体として計画する動線設計を重視しています。
たとえば、着替えスペースに隣接して家族全員の衣類をまとめて収納できる
クローゼット(ファミリークローゼット)を設けると、入浴から着替えまでが一か所で完結します。

「本当は下着をここに置きたかった」という課題を、間取りの段階で解消できる考え方です。
富山市のお客様からも「毎日使うたびに助かっている」との声をいただいているプランのひとつです。

グレーのタイルが映える洗面台から、衣類を管理するファミリークローゼットへ直接つながる効率的な家事動線。

コンセントと収納スペースは最初からセットで考える

ドライヤーやヘアアイロンの置き場に困る多くのケースは、
使う場所の近くに収納もコンセントも用意されていないことが原因です。
設計段階でこの2点を連動させておくことで、毎朝の悩みは大きく減らせます。
HIKAGEでは大工が手がけるオーダーメイドの造作家具を活用し、
コード収納まで含めた洗面収納も設計できます。
細かなご要望も、ぜひ設計担当へご相談ください。

洗面収納の扉裏を活用し、ドライヤーやヘア小物を定位置に収められるホルダーとクリアポケットの収納アイデア。

詰替ストックの置き場を最初から確保しておく

詰替えや掃除用品のしまう場所を後回しにすると、結局行き場がなくなりがちです。
洗面台下の奥をストック専用スペースにする、鏡裏の収納を縦に活用するなど、
「見えないが取り出しやすい」収納の仕組みを設計に織り込んでおくことがポイントです。

木製カウンターにブルーグレーのタイルを合わせ、下部をバスケット収納にしたナチュラルな造作洗面台。

【まとめ】洗面収納の後悔は、新築の「設計前」に防げる

洗面空間の収納に不満を持つ方が69.8%に上る背景には、「整理が苦手」という個人の問題ではなく、
暮らし方に合った設計がされていないという根本的な要因があります。
注文住宅では、間取りを決める段階から洗面収納を計画することで、
後悔のない洗面室をつくることができます。

  • 下着・パジャマ・詰替ストックなど諦めていた収納は、設計段階で確保できる
  • コンセントと収納をセットで計画することで、美容家電まわりの課題を解消できる
  • 後付けの市販品では対処できない根本的な問題も、間取りから考えることで解決できる

毎日使う場所だからこそ、早い段階で「自分たちはどう使いたいか」を
整理しておくことをお勧めします。
設計の専門家を交えて話し合える場があると、判断がしやすくなります。

洗面収納に限らず、家づくり全般のことでお困りの際は、HIKAGEへご相談ください。
完成見学会では実際の洗面スペースの使い勝手と収納の工夫を体感でき、
個別相談では「自分たちの場合はどうするか」を一緒に整理することができます。

HIKAGEの施工エリアについて

HIKAGEでは、富山市を拠点に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村などを主な施工エリアとしております。日常の細かな使い勝手まで丁寧にお話しできるのは、近くに拠点を構えているからこそです。

拠点から車で40分圏内を商圏としているのは、完成後に何かあった際にもすぐに対応できる距離感を
大切にしているためです。「建てて終わり」ではなく、
住まいとともに長く向き合えるパートナーでありたいと考えています。

<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>

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