STAFF BLOGスタッフブログ

No.37【造作家具の理想と現実】
家具選びをスムーズにする、知っておきたい3つの注意点とは?

上空から撮影した田園風景と住宅の航空写真を背景に、「【造作家具の理想と現実】」「家具選びをスムーズにする、知っておきたい3つの注意点とは?」というタイトルテキストが配された、HIKAGEのロゴ入りアイキャッチ画像。

こんにちは。HIKAGEの代表、日影道也です。

大工として15年ほど現場で汗を流してきた私にとって、
家づくりの中で一番ワクワクする瞬間の一つが、
住まいに家具が収まり、空間が完成する時です。
それは職人が腕を振るった造作家具も、
私たちが信頼する家具屋さんから届く美しい既製品も同じです。

今日は、どちらの良さも知る「家づくりのプロ」の視点から、毎日の暮らしを軽やかに、
柔軟に、そして美しく整える家具の選び方についてお話しします。

無垢材のフローリングに馴染む、壁一面に設置されたフロートタイプの木製造作テレビボード。

この記事では、以下のことをお伝えします。

  • 「造作」と「既製品」、それぞれの得意分野と賢い組み合わせ方
  • 「あと数センチ、ここが空いていなければ……」というモヤモヤを解消するアイデア
  • お掃除ロボットやワークスペースを、お部屋の主役にする工夫
  • 後悔しないために知っておきたい、造作家具の注意点

この記事を読み終える頃には、ご自身の理想の暮らしにどんな家具が寄り添ってくれるのか、
その具体的なイメージがきっと膨らんでいるはずです。

暮らしを彩る二つの選択肢。造作家具と既製品の「いいとこ取り」

自分たちらしい家を形にする際、私たちは造作家具と既製品家具、
どちらか一方に絞る必要はないと考えています。
むしろ、それぞれの強みを活かして組み合わせることが、満足度の高い住まいへの近道です。

例えば、建物の形や隙間にミリ単位で合わせたい場所は、
私たち大工が腕を振るう「造作(ぞうさく)家具」の出番。

一方で、ソファやダイニングチェアのように、
肌に触れる質感やデザインの洗練さを楽しみたい場所には、
提携している家具屋さんの「既製品家具」が、空間に華やかさを添えてくれます。

富山市を中心とした家づくりでも、この「いいとこ取り」のご提案が、多くのご家族に喜ばれている。

グレーのアクセントクロスを背景に、窓からの採光を活かした造作デスクと、北欧風の木製チェアを組み合わせたワークスペース。

暮らしが整う「シンデレラフィット」の具体例4選

私たちが実際にお客様へご提案して喜ばれている、
家具の活用シーンを順番に整理してお伝えしますね。

1. お掃除ロボットの「ルンバ基地」

 
最近の注文住宅で欠かせないのが、ロボット掃除機の居場所です。
収納の最下段などを「基地」にする際は、スムーズに出入りできる広さをしっかり確保した上で、
扉を床から少し浮かせた設計にします。

そうすることで、扉を閉めたままでも自動で出入りし、リビングから姿を隠せます。
専用コンセントを使いやすい位置に設置すれば、配線もすっきり収まります。

小上がり和室の段差を利用して設けられた、ロボット掃除機がスムーズに出入りできる専用の「ルンバ基地」。

2. 集中と開放感を両立する「ワークスペース」

共働きのご夫婦からニーズが非常に多いのが、書斎やワークスペースです。

デッドスペースになりがちな廊下の突き当たりにデスクを造作し、
そこにお気に入りの北欧デザインの既製品チェアを合わせる。
造作の「機能性」と既製品の「デザイン性」が融合し、
仕事のモチベーションも上がる特別な空間になります。

吹き抜けに面した開放的な造作カウンターデスク。Yチェアを合わせ、家族の気配を感じながら作業ができるワークスペース。

3. お部屋の主役になる「壁面一体型収納」

壁の一面を贅沢に使って、本棚やテレビボードを一つのデザインとして繋げる収納です。
天井までピッタリと収めることで収納力が格段にアップし、見た目もスッキリします。
ここに、家具屋さんで見つけた素敵なアートや照明を組み合わせることで、
空間そのものが洗練されたインテリアとして完成します。

吹き抜けのあるリビングに設置された、天井までの高さを活かした大容量の木製壁面一体型収納棚。

4. ランドリースペースの「家事デスク」

キッチンから水回りへの「家事ラク動線」を活かすなら、ランドリー内の作業デスクが便利です。

洗濯物を「畳む」「アイロンを掛ける」作業がその場で完結します。カウンターの下には洗濯カゴを、
上には既製品の美しい収納ボックスを並べる。
使い勝手と見た目の美しさを両立させた、自由設計ならではの工夫です。

洗濯機横に設置された便利な造作家事カウンター。アイロン掛けや洗濯物を畳む作業がスムーズに行えるランドリースペース。

造作家具を選ぶ前に知っておきたい「注意点」について

造作家具には多くの魅力がある一方で、
プロとして事前にお伝えしておきたいポイントもいくつかあります。

● コスト面:
既製品と比較すると、一から設計・製作するため、費用が割高になる場合があります。

● 可変性の制約:
建物にしっかり固定するため、後から簡単に場所を移動したり、模様替えをしたりすることが難しくなります。

● 持ち出し不可:
建物と一体化しているため、将来にもしお引っ越しをされる際にも、新居へ持っていくことはできません。

HIKAGEでは、こうした特性も踏まえた上で、「どこを造作にして、どこを既製品にするか」を、
お客様のライフプランに合わせて丁寧にご提案いたします。

職人の技と、厳格な計算に基づく「安心」

自社基準の厳格なチェックリストに基づき現場で仕上げる造作家具と、
提携している家具屋さんの逸品。その比較を簡単にまとめてみました。

比較ポイントHIKAGEの造作家具提携店の既製品家具
得意なこと隙間ゼロの収納、構造との一体化身体に馴染む座り心地、高いデザイン性
素材感床や建具の色と完全に統一できる異素材やアクセントを加えられる
耐震性建物に固定するため地震に強いお部屋の模様替えが自由にできる
許容応力度計算に基づき、強固な梁や柱が緻密に組み上げられた、高い耐震性能を誇る住宅の構造現場。

特にHIKAGEでは、耐震等級3の中でも、
より厳格な「許容応力度計算」による構造計算を前提とした設計を行います。
この計算方法は、柱・梁・接合部まで一つひとつの部材の安全性を数値で確認するもので、
同じ耐震等級3でも一般的な計算と比べてより高い強度が確保されます。
造作家具を壁に固定する際も、この構造計算に基づいた安全な配置をご提案できるのが
私たちの強みです。

自分らしい暮らしの「カタチ」を見つけるために

家づくりを始めたばかりの頃は、間取りや断熱性能などの大きな部分に目が向きがちです。
でも、実際に暮らし始めてから「ああ、心地いいな」と実感するのは、
実は「使い勝手のいい棚」や「座るたびに心が落ち着く椅子」だったりします。

私たちは、大工としての経験と、お家全体のコーディネートの視点を掛け合わせて、
ご家族にぴったりの「シンデレラフィット」をご提案します。
万が一の修理や調整が必要になった際も、富山市から車で40分圏内という距離感ですので、
迅速に対応させていただきます。住み始めてからも、どうぞ安心してお任せください。

対面キッチンと一体感のある造作ダイニングテーブルで、家族が会話を楽しみながら過ごす温かみのあるLDK空間。

【まとめ】造作と既製品を組み合わせた「心地いい暮らし」

家具選びは、建物に合わせる「造作」と、
生活に彩りを添える「既製品」をバランスよく配置することが鍵となります。

それぞれの特性を理解し、お掃除のしやすさや安全性、
そして自分たちの「好き」をバランスよく取り入れることで、理想の住まいが完成します。

  • 適材適所の家具選びにより、限られたスペースを有効活用しながら、日々の家事の動きをスムーズに、そして安全に保てます。
  • 許容応力度計算に基づいた設計により、壁一面の収納や家具の固定も、建物の強さを損なうことなく高い安全性で実現できます。
  • 地域密着のスピード感を活かし、造作家具の細かなメンテナンスや調整も、住み始めてからずっとサポートし続けます。

HIKAGEの施工エリアについて

住まいは完成してからが本当のスタートです。
だからこそHIKAGEでは、万が一の際にもすぐに駆けつけられる距離感を何よりも大切にしています。

具体的には、富山市を中心に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村など、拠点から車で40分圏内を主な施工エリアと定めております。

迅速な対応を通じて、皆様の暮らしを支え、「建てて終わり」ではない、
一生涯のパートナーとして住まいの成長を共に見守り続けてまいります。
<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>

トップページへ戻る

CONTACTお問い合わせ

各種ご相談はすべて無料で受け付けています。
家づくりにとって必要な資金計画や土地探し、その他些細なご相談も承ります。

お電話での問い合わせ

TEL. 050-1404-9376

(9:00~18:00/水曜定休)