No.24【ショールームに潜む恐ろしい罠】
その場で決める前に知っておきたい設備選びの現実的な視点とは?
HIKAGEでコーディネートを担当している松田です。
キッチンやお風呂のショールームに足を運ぶと、
「実物を見ると、やっぱり素敵」「毎日使う場所だから、気分が上がるものを選びたい」
と感じる方はとても多いです。
実際にご一緒していると、展示を前に表情がぱっと明るくなる瞬間をよく見かけます。
ただ、その気持ちのまま設備を決めてしまうと、
住み始めてから「思っていた雰囲気と少し違ったかも…」と感じてしまうことがあります。
今回は、ショールームで起こりやすい失敗を整理しながら、
後悔しにくい設備選びのタイミングと考え方を、コーディネーター目線でお話しします。

ショールームが魅力的に見える理由|設備選びで失敗しやすい背景
【展示空間は実際の住まいと条件が異なる】

ショールームに並ぶキッチンやお風呂は、
照明の当て方や床・壁の色まで計算された空間に設置されています。
実際のお住まいよりも広く感じたり、
素材の質感がより良く見えるよう工夫されていることがほとんどです。
そのため、「このキッチンが好き」という印象だけで決めてしまうと、
完成後にサイズ感や雰囲気の違いを感じることがあります。
【最新設備やデザインに意識が向きやすい】
ショールームでは、デザイン性の高い扉や便利そうな最新機能が目に入りやすくなります。
「せっかくだから、少し良いものを選びたい」
と思われる方も多いですが、日々の暮らしで使いやすさを左右するのは、
立ち位置の高さや動線、収納量、掃除のしやすさといった現実的な部分です。
ここを具体的に想像できないまま進めてしまうことが、
ショールーム失敗につながりやすいポイントです。
ショールームでその場決定すると起こりやすい後悔
【間取りや家事動線とのミスマッチ】

よくあるご相談に、
「キッチンを先に決めたことで、通路が少し窮屈になってしまった」というケースがあります。
キッチンやお風呂は、単体で考えるものではなく、
間取り・収納・家事動線と組み合わさって初めて使いやすさが決まります。
設備選びのタイミングを誤ると、あとから調整が難しくなることもあります。
【オプション追加による予算オーバー】

ショールームでは、標準仕様とオプションの違いが分かりにくいことがあります。
「これくらいなら」と思って選んだ設備や仕様が積み重なり、最終的に予算オーバーしてしまうケースも少なくありません。
設備選びでは、予算オーバーを防ぐ視点を持つことがとても大切です。
ショールーム見学時に確認しておきたい具体的なチェックポイント
【実際に体感して確認したいポイント】

ショールームでは、次の点を意識して確認してみてください。
▶キッチンは靴を脱いで立ち、実際の高さを体感する
(一般的に「身長÷2+5cm」が目安とされますが、使いやすさは人それぞれです)
▶浴槽には実際に入って、広さや深さを確認する
▶収納扉や引き出しを開閉し、重さや使い勝手を試す
▶メンテナンス方法や、お手入れの頻度を確認する
こうした体感は、カタログだけでは分からない大切な判断材料になります。
特にキッチンの高さの選び方は、毎日の家事の負担に直結するため、
慎重に確認しておきたいポイントです。
標準仕様とオプションの見分け方|予算管理のコツ
必ず確認してほしい一言

ショールームで気になる設備を見つけたら、
「このデザインや機能は標準仕様ですか?それともオプションですか?」
と、必ず確認しましょう。
標準とオプションの境界を明確にすることで、
●どこにお金をかけるか
●どこは抑えるか
を整理しやすくなり、設備選びでの予算管理がぐっと楽になります。
ショールームに持参すると便利なもの
【見学前に準備しておきたいアイテム】
より実りある見学にするために、次のものがあると便利です。
▶間取り図面(キッチンやお風呂のサイズ・位置確認用)
▶メジャー(寸法確認用)
▶スマートフォンやカメラ(記録用)
▶筆記用具とメモ帳
図面を見ながら設備を確認することで、
「実際の家に入ったらどうなるか」を具体的に想像しやすくなります。
HIKAGEのショールーム同行で大切にしていること
【図面と暮らしをつなげて考える】

HIKAGEでは、ショールーム見学の際にスタッフが同行し、
図面や内装イメージと照らし合わせながら設備を確認しています。
「この色味はLDK全体でどう見えるか」「収納量は日常の動きに合っているか」など、
完成後の暮らしを具体的に想像しながら整理していきます。
【設備選びは一人で悩まず、プロに相談する】
設備選びは、迷って当然の工程です。
一人で抱え込まず、プロに相談しながら整理することで、判断しやすくなる場面も多くあります。
ショールームは、決断の場というより、確認と整理の場として使っていただけたらと思います。
まとめ|ショールームは「決める場所」ではなく「確認する場所」
ショールームは、設備の魅力を知るための大切な場所ですが、
その場の印象だけで決めてしまうと、後から違和感が出てしまうことがあります。
大切なのは、暮らし全体の中でキッチンやお風呂をどう位置づけるかを考えること。
設備選びのタイミングを意識し、順番に整理していけば、後悔のない選択につながります。
資料請求や見学会、個別相談などを通して、考えを整理できる場を持つことも、
家づくりを前向きに進めるひとつの方法です。無理のないペースで進めていきましょう。
HIKAGEの施工エリア

HIKAGEでは、富山市を拠点に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村など、車で40分圏内のエリアで家づくりをお手伝いしています。
エリアを限定することで、住み始めてからも迅速に対応できる体制を大切にしています。
「建てて終わり」ではなく、住まいの成長を一緒に見守れるパートナーでありたいと考えています。
上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください。