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No.82【約7割が回答!】
自宅に人を呼びたくない、その本当の理由と対処法とは?

こんにちは。
富山市の工務店HIKAGE、代表の日影道也です。

先日、住まいのインテリアや暮らしに関する興味深い調査結果を目にしました。
なんと全体の約7割もの方が「自分の家に、なるべく人を呼びたくない」と感じた経験があるという内容です。
おしゃれで居心地の良い空間に憧れる気持ちは、家づくりを考える多くのご夫婦に共通するものだと思います。

しかしその一方で、片付けが追いつかなかったり生活感が溢れてしまったりと、「なかなか理想通りの住まいにならない」という悩みを抱えている方も決して少なくありません。

そこで今回は、この調査結果を私なりの視点で紐解きながら、見た目の美しさと日々の暮らしやすさを両立させるための考え方や具体的な対処法についてお話しします。
インテリアと暮らしやすさの本当のバランスを見つめ直すヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

ナチュラルな木目調のフローリングと柔らかい光が差し込む大きな窓がある、グレーのソファを配置した明るく開放的なリビングダイニング。

約7割が「インテリアが気に入らず、人を招きたくない」と回答

家づくりを考え始めると、多くのご夫婦が「素敵な部屋にしたい」「センスの良い空間にしたい」という気持ちを持たれます。
実際、多くの方がインテリアに理想を抱いていることが、最近の調査からもうかがえます。

一条工務店が2026年5月に実施した「自宅のインテリアに関する意識調査2026」(全国の男女2,930名対象)によると、自宅のインテリアが気に入らず、人を自宅に招きたくないと感じたことが「よくある」「たまにある」と回答した人は、合わせて約7割にのぼったとされています。


さらに、現在の自宅のインテリアが理想のテイストを実現できていないと感じている人も、同じく約7割という結果でした。

理想を叶えられていないと感じるエリアの1位は「リビング」(34.6%)で、その理由としては「生活感が出てしまう」(57.1%)、「物が多く片付かない」(49.9%)という回答が上位を占めています。


また、インテリアにこだわっている人自体は約3割にとどまり、こだわるポイントとしては「色やテイスト」が最も多く挙げられていました。

理想のテイストは、全世代で「ナチュラル」が1位という結果も出ています。
インテリアの満足度を100点満点で尋ねた質問では、「60点」という回答が最多で23.4%、「40点以下」と答えた人も約3割いたとされ、多くの方が理想と現実の間に、ある程度の距離を感じながら暮らしていることがうかがえます。

木の温もりが感じられるサイドテーブルの横で、木製のおもちゃが並ぶ優しい雰囲気のナチュラルリビング。

また、インテリアを選ぶ際に参考にするものとしては「Instagram」が42.1%で最も多く、「YouTube」(27.6%)、「雑誌」(26.3%)が続いています。
日々の暮らしの中で目にする、洗練された投稿写真を参考にすること自体は、とても自然なことです。

ただし、そこに映る空間の多くは、来客時や撮影のために一時的に整えられた状態であることも少なくありません。日常的な生活動線や収納量までは写真から読み取りにくいため、「理想の写真」と「実際の暮らし」の間にギャップが生まれやすいという側面もあります。


参考にすること自体は良いことですが、その空間が「毎日を過ごす場所」としてもうまく機能するかどうかを、あわせて考えていただくことをおすすめしています。

小上がりの畳コーナーと開放的な対面キッチンを備えた、木の温もりあふれる広々としたLDK空間。

この結果から見えてくるのは、「センスがないから」ではなく、「暮らしていく中でどうしても生活感や物が増えてしまい、理想の状態を保ちにくい」という、多くのご家庭に共通する悩みです。
これは特別なことではなく、実際に暮らしを営んでいれば自然に起こることだと言えるでしょう。


私達も日々の打ち合わせの中で、「雑誌のような部屋にしたいけれど、子どもがいるとどうしても物が増えてしまう」というご相談をよくお受けします。
理想と現実のギャップは、決して珍しいものではないのです。

「招くための家」を中心に考えると、暮らしに無理が出ることも

ここで一度立ち止まって考えていただきたいのは、「家は本来、誰のための場所か」という点です。

調査結果を見ると、「人を招きたくない」という感情には、インテリアへの理想と現実のギャップに対する少し後ろめたい気持ちが含まれているようにも感じられます。


ただ、家づくりの現場で日々ご家族とお話ししていると、本来もっとも大切にすべきは、家族が毎日心地よく過ごせるかどうかだと、私たちは考えています。

同じ調査の中で、家具やインテリアを選ぶ際に重視することの1位は「使いやすく機能的なこと」(66.8%)、お部屋全体の雰囲気として重視することの1位は「落ち着いてリラックスできる」(54.5%)という結果が出ています。


つまり、多くの方が本音では、見た目の華やかさよりも、暮らしやすさや落ち着きを求めていることがうかがえます。
「人を招きたくない」という悩みの裏側には、実は「見せる部屋」よりも「暮らしやすい部屋」を望む気持ちが根底にあるとも読み取れるのではないでしょうか。

無垢材の床に座って遊ぶ子供と、木枠のソファで読書をしながら見守る母親のあたたかな日常風景。

私たちの相談の現場でも、似たようなお声をよくお聞きします。
「SNSで見たようなおしゃれなリビングにしたい」というご要望からスタートし、実際にプランを詰めていく中で、「収納が足りない」「家事動線が使いにくい」といった課題が後から見えてくることは少なくありません。


見た目を優先しすぎたことで、日々の片付けや家事の負担が増えてしまっては、本末転倒になってしまいます。
とくに小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、おもちゃや学用品など、日々増えていく物をどう収めるかが、暮らしやすさを左右する大きなポイントになります。

絵本や木製のおもちゃが整然と収められた、無垢材の低い造作収納棚と畳コーナーへ続くオープンな空間。

もちろん、理想のテイストを大切にすることは、暮らしの満足度を高めるうえでとても大事な要素です。
ただし、それを実現するための土台として、「片付けやすさ」「生活感を隠せる仕組み」「家族が自然にくつろげる動線」といった、間取りや設計の工夫が欠かせないと、私たちは考えています。


見た目だけを追いかけるのではなく、暮らしの実態に寄り添った設計があってこそ、理想のインテリアも長く保ちやすくなるのです。
人を招けるかどうかを基準にするのではなく、まずはご家族自身が毎日心地よく過ごせるかどうかを軸に考えていただくことを、私たちはおすすめしています。

「たまには友人や親戚を気持ちよく招きたい」というお気持ちも、とても自然なものです。
私たちは、それを否定するつもりは全くありません。


大切なのは、来客時の見栄えを常に維持するために日々の暮らしを窮屈にするのではなく、普段は片付けやすく暮らしやすい状態を保ちながら、来客の際にはひと手間で整えられるような仕組みを、あらかじめ設計に組み込んでおくことです。


両者は対立するものではなく、間取りの工夫次第で、無理なく両立させられるものだと私たちは考えています。
実際、「見せる場所」と「隠す場所」をあらかじめ分けて設計しておくことで、来客前の片付けにかかる時間を大きく減らせるケースも多く見られます。

壁面全体に広がる大容量の白い隠す収納と、シックなグレーのモダンキッチンを備えたスタイリッシュなLDK。

見た目と暮らしやすさを両立させるための設計の工夫

インテリアの理想を叶えながら、日々のくつろぎも大切にするためには、「間取り」の段階から考えることが重要です。

調査結果で挙げられていた「生活感が出てしまう」「物が多く片付かない」という悩みは、実はインテリアそのものよりも、収納計画や動線設計によって大きく左右される部分です。
HIKAGEでは、注文住宅ならではの自由設計を活かし、次のような工夫をご提案することが多くあります。

  • 来客動線と生活動線を分ける工夫:玄関からリビングへ向かう来客用の動線と、家族が日常的に使う「ただいま動線」を分けることで、来客時にも生活感が目に入りにくくなります。
  • パントリー・土間収納の活用:玄関横の土間収納やキッチン横のパントリーに荷物をまとめることで、リビングやダイニングに物が出しっぱなしになりにくい仕組みをつくります。
  • 造作家具による”隠す収納”:大工職人による造作家具を活用し、生活雑貨を見せずに収納できる計画にすることで、見た目をすっきりと保ちやすくなります。
  • 家族時間を大切にする空間づくり:リビング階段や畳スペースなど、来客時の見栄えだけでなく、普段のご家族の時間が心地よく過ごせる空間を優先します。
モルタル調の土間仕上げと木目の玄関ドアが調和する、清潔感のあるすっきりとした玄関ホールとベンチ。

こうした工夫は、来客のためだけではなく、日々暮らすご家族自身が「片付けやすい」「心地よい」と感じられることを目的としています。
結果として、来客時にも自然と整った状態を保ちやすくなり、無理なく理想のインテリアに近づけていけるのです。

とくに、玄関からパントリーを通ってキッチンへ入れる動線は、共働き世帯を中心に人気の高い間取りのひとつです。
忙しい毎日の中では、帰宅してから物を各部屋に振り分ける手間そのものが、片付けの負担につながっていることが少なくありません。


動線をあらかじめ整理しておくことで、この負担を根本から減らすことができます。
また、ファミリークローゼットと洗面・脱衣室を隣接させ、洗濯動線をひとつのゾーンにまとめる間取りも、リビングに洗濯物が散らかりにくくなる工夫として支持されています。

こうした小さな工夫の積み重ねが、日々の「生活感」を軽減し、結果としてリビングやダイニングを、理想のテイストに近い状態で保ちやすくすることにつながっています。


設計の初期段階で、こうした収納・動線の希望を具体的にお伝えいただくことが、理想と現実のギャップを縮める近道になると、私たちは考えています。

清潔感のある白いタイルと木製棚を取り入れた、収納力のある明るい造作洗面台とサニタリールーム。

また、調査ではインテリアの相談やシミュレーションでAIを活用したことがある人、または今後活用してみたいと考えている人が、合わせて約56%にのぼるという結果も出ていました。
家具配置のシミュレーションや、理想のイメージを画像として確認できる技術は、今後さらに身近になっていくと考えられます。

HIKAGEでも、プランのご提案時には、図面だけでは伝わりにくい完成後の空間のイメージが、できるだけ具体的に伝わるようなご説明を心がけています。


数字や図面だけでは実感しにくい「暮らしのイメージ」を、事前にできるだけ共有しておくことが、住み始めてからの満足度にもつながると考えているためです。

なお、調査ではインテリアを選ぶ際に環境への配慮を意識している人が約65%にのぼるという結果も出ています。
長く使える素材や、経年変化を楽しめる無垢材などを選ぶことも、生活感が出にくく、飽きのこない住まいづくりにつながる一つの視点と言えるでしょう。


理想のテイストとして全世代で1位となった「ナチュラル」も、無垢材や自然素材との相性がよく、長く愛着を持って暮らせるという点で、多くのご家庭に選ばれているのかもしれません。

グレーのアクセントクロスを背に、美しい木目の無垢材AVボードが映える洗練されたTVスペース。

家づくりの打ち合わせでは、壁紙やカーテンといった仕上げの色柄が話題になりやすいものですが、実際の暮らしやすさを決めるのは、その手前にある「収納の量」や「動線の長さ」といった、目に見えにくい部分であることが少なくありません。

HIKAGEでは、インテリアのご相談をいただく際にも、まずは日々どのような物が、どこに、どれくらいあるのかを丁寧にお伺いするようにしています。


ご家族の持ち物や生活リズムを踏まえたうえで収納計画を組み立てることで、完成後も「片付けやすさ」が続く住まいになりやすいと考えているためです。


見た目のテイストを選ぶ楽しさと、暮らしの機能性を両立させることこそが、長く満足いただける住まいづくりの鍵になると、私たちは考えています。

カタログや素材サンプルを広げながら、打ち合わせテーブルで住まいの仕様選びを行う打合せの様子。

この記事のまとめ

自宅のインテリアが理由で人を招きたくないと感じる方は、決して珍しくありません。
多くのご家庭が、理想と現実のギャップに悩みながら暮らしています。
大切なのは、見た目の完成度だけを追い求めるのではなく、家族が日々くつろげる暮らしやすさを土台に、無理のない形で理想のインテリアに近づけていくことです。

  • インテリアが理想通りでないと感じる人は約7割、その理由は「生活感」「物の多さ」が中心
  • 家具選びで重視されているのは、見た目以上に「使いやすさ」や「落ち着き」
  • 見た目を優先しすぎると、収納不足や動線の使いにくさにつながることがある
  • 来客動線と生活動線を分ける、収納計画を工夫するなど、設計段階からの対策が有効
  • 家は本来、家族がくつろぐための場所であることを前提に考えることが大切

家づくりを考え始めたばかりの段階では、「素敵な部屋にしたい」という気持ちが先行しがちですが、その理想を無理なく長く保つためには、間取りや収納の計画がとても重要な役割を果たします。
ご自身のご家庭にとって、どのような暮らし方が心地よいのか、ぜひ一度整理してみてください。

※本記事には、内容理解を助ける目的で一部AI生成画像を使用しています。

引用元・参照元

株式会社一条工務店「『自宅のインテリアに関する意識調査2026』結果を発表 約7割が自宅のインテリアが気に入らず、人を招きたくないと感じた経験あり。インテリアを選ぶ際、環境への配慮を意識している人は約65%。」(PR TIMES、2026年7月6日) URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000062185.html
※本記事は、上記調査結果を参照元として、HIKAGEの見解を交えて作成しています。調査結果の数値は執筆時点のものであり、詳細な条件や最新の情報については、上記引用元をご確認ください。

よくある質問<FAQ>

Q1. インテリアにこだわりすぎると、家づくりで失敗しやすいのでしょうか?

A. こだわりを持つこと自体は、素敵な暮らしにつながる大切な要素です。
ただ、見た目だけを優先してしまうと、後から収納や動線の使いにくさに気づくケースもあります。
まずは日々の暮らし方を整理したうえで、理想のテイストを取り入れていくと、無理のない形で両立させやすくなります。

Q2. 「生活感が出てしまう」という悩みは、どうすれば解決できますか?

A. 多くの場合、収納計画や動線の工夫で改善できることがあります。
玄関横の土間収納やパントリーなど、物をしまう場所をあらかじめ計画しておくことで、リビングに物が出しっぱなしになりにくくなります。
間取りの段階からご相談いただくと、より具体的な対策を一緒に考えられます。

Q3. 来客動線と生活動線を分けるのは、どんな家庭にも必要ですか?

A. ご家庭のライフスタイルによって、必要性は異なります。
来客の頻度が高いご家庭には有効な工夫ですが、そうでない場合は、家族の使いやすさを優先した動線を中心に考えていただいて大丈夫です。
ご希望に応じて、優先順位を一緒に整理していきましょう。

Q4. リビングのインテリアがなかなか理想通りにならないのはなぜですか?

A. リビングは家族が集まる時間が長く、物も集まりやすい場所のため、理想を保ちにくいと感じる方が多いようです。
収納量やコンセントの位置など、間取りの段階での計画が、後々の暮らしやすさに大きく影響します。
焦らず、実際の生活動線をイメージしながら検討していただければと思います。

Q5. まだ漠然としたイメージしかないのですが、相談しても大丈夫でしょうか?

A. もちろん大丈夫です。
「なんとなくこんな雰囲気が好き」という段階からのご相談も多くいただいています。
会話を重ねる中で、ご家族が本当に大切にしたい暮らし方が見えてくることも少なくありません。
まずは気軽な気持ちでお話しいただければと思います。

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弊社では、富山市を中心に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村を対応エリアとして、家づくりのご相談を承っています。
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「理想のインテリアと暮らしやすさ、両方を叶えたい」と感じられた方は、まずは実際の住まいをご覧いただくのがおすすめです。
HIKAGEでは、収納計画や動線の工夫を実際の空間で体感いただける完成見学会を開催しています。
まだ具体的なイメージが固まっていない段階でも構いません。
気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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