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No.59【外構の予算】
全面舗装は不要?富山の広い土地に合う無理のない予算計画とは?

こんにちは。富山市の工務店、HIKAGEの日影道也です。

家づくりの計画が進んでいくと、建物のこだわりと同じくらい大切になってくるのが「お庭(外構)」の計画です。
「建物に予算をかけた分、お庭はできるだけ抑えたい」と考えるのは、家計のバランスを大切にする上でとても自然な感覚だと言えます。

富山はゆったりとした敷地が多いため、お庭をどう整えるかによって、毎日の使い勝手や家全体の雰囲気、そして必要な予算も大きく変わってきます。
「相場がわからないから不安」という声も多く伺いますが、大切なのは一律の数字に合わせることではなく、自分たちの土地や暮らしに合わせて「優先順位」を整理することです。
今回は、富山でのリアルな実情を知った上で、どうすれば予算を抑えつつ心地よい空間を手に入れられるのか。そのヒントを一緒に紐解いていければと思います。

鮮やかなネイビーのガルバリウム外壁が目を引く2階建て住宅と、車2台分を収容できる広々とした折板カーポート。

この記事でわかること

・敷地面積や要望によって変わる、外構費用の「幅」と目安

・「全面コンクリート」を避け、賢くコストを抑える舗装の工夫

・「みらいエコ住宅2026事業」をタイミングよく活用する視点

・建物と庭を同時に設計することで、将来の無駄な追加工事を防ぐ理由

・初期費用を抑えるための「段階的なお庭づくり」の進め方

【予算の考え方】土地の広さと優先順位で選ぶ「自分たちの金額」

富山での家づくりにおいて、広々とした敷地は大きな魅力ですが、それは同時に「地面を整える面積が広い」ということでもあります。
そのため、お庭の予算は敷地の広さや、
どこまで手を入れるかによって大きく変動するのが実情です。

富山市周辺で、駐車場3台分や耐雪カーポートなど、一通りの設備を整える場合には300万円前後が目安になるケースが見受けられますが、これは決して「決められた正解」ではありません。
ご家族のライフスタイルに合わせて、もっとコンパクトに、賢く予算を抑えることも十分に可能です。

1. 「使う場所」を絞ってコストを抑える

駐車場をすべてコンクリートにするのではなく、タイヤが乗る部分やアプローチだけに限定して舗装する方法があります。
他の部分を機能的な砂利や防草シートで仕上げる「ハイブリッドな施工」を選択することで、耐久性を保ちながら、予算を数十万円単位で柔軟にコントロールできる場合があります。

落ち着いたベージュの塗り壁に、木の質感が美しい玄関ドアと格子状の目隠しルーバーが映える和モダンなエントランス。

2. 雪国での優先順位を見極める

富山の冬の朝を助けてくれるカーポートは、生活の質を大きく変える設備の一つです。
こうした「後からの工事が難しい基礎的な部分」を優先し、それ以外の装飾やフェンスなどはひとまず控える。
このように強弱をつけることで、無理のない予算内で「生活の土台」をしっかり整えることができます。

【賢い引き算】2026年の環境に適した「ハイブリッド舗装」

予算を抑えたい時に「お庭はすべて砂利で」という選択肢を選ぶことがあります。
一見、大幅な節約に見えますが、住み始めてからのメンテナンスを考えると、少し工夫を凝らすのがお勧めです。
初期費用を抑えつつ、将来も安心な「賢い引き算」の具体例を見ていきましょう。

黒を基調としたシンプルモダンな外観デザイン。1階に大きな掃き出し窓を設け、室内と庭のつながりを意識した2階建て住宅。

1. 泥汚れを防ぐ「ポイント舗装」

砂利だけを敷いた地面は、雨の日に玄関タイルが泥で汚れやすくなるという悩みを生む傾向があります。
そこで、玄関への通路や車の乗り降りの場所だけを固める。
これだけで、毎日の掃除の負担は軽くなり、施工費も抑えることが可能になります。

2. 雑草対策には「防草シート」を優先する

「とりあえずの砂利」で負担になりやすいのは、シートを敷かずに砂利を撒いてしまい、夏場の草むしりに追われるケースです。
目に見える豪華な設備を後回しにしても、こうした「土台となる防草対策」だけは初期に行っておくことが、将来的なメンテナンスコストを削減する近道となります。

3. 時間をかけて完成させる「育てるお庭」

「入居時にすべてを完璧にする」という考えを一度横に置いてみるのはいかがでしょうか。
自分たちでは難しい駐車場やカーポートの設置だけをプロに任せ、植栽や小さなウッドデッキなどは、暮らしながら少しずつ形にしていく。
こうした時間軸を持つことで、初期の支払いを抑えながら、お家への愛着を深めていくことができます。

ガルバリウム外壁のモダンな住宅の庭で、ウッドデッキの横にある花壇に花を植えてガーデニングを楽しむ20代から30代の夫婦。

【家と庭の繋がり】室内外を一緒に描いて生まれる家族の時間

建物と同時にお庭を計画することは、単に見た目を整えるだけでなく、結果的に「お金の無駄」をなくすことに繋がります。
HIKAGEでは、窓からの景色や庭へと続く動線も「設計の一部」として大切に考えています。

大きな掃き出し窓から光が差し込むリビング。無垢材の床と造作のテレビボードが調和し、窓の外には整備された坪庭が広がる開放的な空間。

後からの無駄なコストを省く

お庭を後回しにすると、すでに完了した配管を掘り返して外灯の電源を取ったり、水道を引き直したりする必要が出てくることがあります。
最初から計画しておけば、工事の二度手間がなくなり、コストを最適化することが可能です。

カーテンを開けて過ごすための「視線の工夫」

「大きな窓を作ったけれど、外からの視線が気になってカーテンを閉めている」。
こうした事態を防ぐのも、お庭の役割です。
必要な場所にだけピンポイントでフェンスや植栽を配置する。
これにより、過剰な目隠し費用を抑えつつ、開放感のある暮らしを叶える一助となります。

【制度の活用】最大110万円の補助金とお庭予算の整え方

予算を無理なく確保するためには、国の制度を賢く活用する視点も欠かせません。

住宅会社のスタッフとテーブルを囲み、性能数値や外観パースを見ながら家づくりの打ち合わせを進める20代から30代のご夫婦。

1. 最新の補助金制度を賢く活用する

2026年度、HIKAGEが標準としている「断熱等級6(UA値0.46以下)」の高性能住宅を建てる方は、国の補助金対象となる場合があります。
ZEH水準以上の住宅に対して「最大110万円」が交付される本制度は、家づくりにおける大きな後押しとなります。

2. 家づくりの時期による見極め

ただし、補助金制度は予算枠に達し次第終了となるため、2026年5月現在から計画を始める場合は、受給の可否を慎重に見極める必要があります。
もしタイミングが合い、この制度が活用できるのであれば、それを予算の一部として見込むことで、無理な増額をせずにお庭を整えることが可能になります。

3. 「トータル予算」を整理する場の活用

建物の見積もりだけに目を向けていると、お庭や諸費用のことが抜け落ちてしまい、後で慌ててしまうという実例があります。
私たちは、個別相談会などを通じて、建物・土地・お庭・諸費用のすべてを含めた「トータル資金計画」を整理するお手伝いをしています。
全体像を把握することで、どこにお金をかけ、どこを抑えるべきかの判断がスムーズになると考えています。

【賢い選択】「今」必要なものを整え初期費用を抑える工夫

お庭は単なる家の「飾り」ではなく、家族の毎日を支える「生活のインフラ」だと考えています。

提示される見積もりの数字に不安を感じることもあるかもしれませんが、その予算を一度にすべて使う必要はありません。
「毎日の掃除や除雪を楽にするための土台」として優先順位を絞って配分し、残りは数年かけて自分たちで楽しみながら彩っていく。
そんな考え方が、今の時代には合っているのではないでしょうか。

HIKAGEでは、建物の設計はもちろん、外構を含めたトータルでの資金管理を大切にしています。
建物の見積もりだけに一喜一憂せず、住み始めてからの「当たり前の毎日」が心地よく、家計も健全であるように。私たちと一緒に、優先順位を整理することから始めてみませんか。

富山の広い土地、厳しい冬、すると美しい四季。
そのすべてを味方につけるためのお庭計画が、皆様の家づくりを本当の意味での成功へと導くはずです。

黒のガルバリウム外壁と塗り壁を組み合わせたモダンな外観を背に、笑顔で並ぶ20代から30代の若いファミリー。

【アドバイス】失敗しない外構予算取りの3原則

2026年度の家づくりにおいて、お庭を後回しにすることは、将来的なやり直しのコストや生活満足度の低下を招く側面があります。
以下の3原則を指針にしてみてください。

・土地の広さに合わせつつ、優先順位をつけて「自分たちの適正予算」を見つける

・駐車場やカーポートといった基盤工事を優先し、住宅ローンと一本化する

・「みらいエコ住宅2026事業」など、時期に応じた補助金制度を賢く活用する

一つひとつの工程をバラバラに考えるのではなく、暮らし全体を俯瞰した視点を持つことが、高性能で心地よい住まいを叶えるための最短距離となります。

【結論】外構費用は優先順位を整理して予算に組み込む

2026年の建材状況を考えると、お庭を後でゼロから考えるのは負担が大きくなりがちです。
補助金を活用しながら、生活に不可欠な「土台」を優先して計画することが、後悔のない家づくりの鉄則です。

・土地の広さや要望に合わせ、全面舗装ではなくハイブリッド施工などで費用を調整する。

・カーポート等の雪対策は、入居後に自己資金で設置するのが負担になりやすいため、最初にローンに含める。

・家とお庭を同時に設計することで、配線トラブルや「後からの掘り返し」という無駄な出費を防ぐ。

後悔のない住まいづくりは、玄関を一歩出たその先の風景までを、大切に描くことから始まります。

住宅の室内に設置された本格的なボルダリングウォールで、木目の壁にカラフルなホールドを掴んで遊ぶ親子。

HIKAGEの施工エリアについて

住まいは完成してからが本当のスタートです。
だからこそHIKAGEでは、万が一の際にも迅速に対応できる距離感を重要視しています。

具体的には、富山市を中心に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村など、拠点から車で40分圏内を主な施工エリアと定めております。

迅速な対応が可能なエリアに限定することで、日々の暮らしの中で生じる細かなご要望やメンテナンスにも、地域に根ざしたパートナーとして誠実に対応いたします。
皆様の住まいの成長を、これからも共に歩みながら見守り続けてまいります。

<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>

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