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No.74【申請期限に注意!】
富山市・射水市で使える注文住宅の補助金、正しい金額と条件とは?

こんにちは。富山市の工務店、HIKAGE代表の日影道也です。

日頃から家づくりのご相談をいただく中で、「補助金について、どこまで本当なのか分からない」というお声をよくいただきます。

今回は、富山市・射水市で注文住宅を検討されているご夫婦に向けて、確認時点で分かる公的な情報をもとに、できるだけ正確にお伝えします。

家づくりを考え始めると、「補助金がもらえるらしい」という話を、いろいろな場所で耳にすると思います。

ただ、制度は毎年のように内容が変わり、富山市でも令和8年4月から一部の制度が大きく見直されました。

古い情報のまま進めてしまうと、思っていた金額を受け取れなかったり、対象外だと後から分かったりすることもあります。

この記事では、国・富山県・富山市・射水市、それぞれの補助金の現状と、注文住宅で活用する際に押さえておきたいポイントを整理してお伝えします。

黒いカーポートと植栽が整えられたモダンな一戸建て住宅が美しく並ぶ、開放的な新興住宅地の街並み。

補助金は「国」「県」「市」の3層で考える

結論からお伝えすると、富山市・射水市で注文住宅を建てる際に関係する補助金は、大きく分けて「国の制度」「富山県の制度」「市(富山市・射水市)の制度」の3つの層があります。
それぞれ目的も条件も異なるため、まずは全体像を把握しておくことが大切です。

国の制度は、省エネ性能の高い住宅を増やすことを目的にしたものが中心です。
富山県の制度は、県産材の利用促進や、県独自の高性能住宅基準への支援が中心となっています。
そして市の制度は、定住促進や中心市街地への居住誘導など、その市が抱える地域課題に応じた内容になっている点が特徴です。

このため、「どの補助金が自分たちに合っているか」は、建てる場所・世帯の状況・住宅の性能によって変わってきます。
一つひとつ個別に確認していくことが、結果的に一番確実な進め方になります。

木目調のデスクに広げられた住宅購入予算シミュレーションの書類や資金計画メモ、電卓とボールペン。

「併用できるか」は事業ごとに必ず確認が必要です

補助金は、種類によって「他の補助金と併用できるもの」と「併用できないもの」があります。
特に、国の補助金と市の補助金は、対象となる費用が重複していると原則として併用できないケースが多く見られます。

たとえば富山市の住宅取得に関する補助金では、国の補助事業と原則併用できないと明記されている制度もあります。
これは、同じ工事費用に対して二重に補助を受けることを防ぐための仕組みです。
どの補助金を優先して使うかによって、最終的な負担額が変わることもありますので、複数の制度が候補に挙がった場合は、事前に窓口へ確認することをおすすめします。

国の補助金「みらいエコ住宅2026事業」について

現在、注文住宅の新築で活用できる国の代表的な補助金は「みらいエコ住宅2026事業」です。
これは、これまでの「子育てグリーン住宅支援事業」の後継として、令和7年11月28日以降に基礎工事に着手した住宅を対象に実施されています。
補助額は住宅の性能区分によって異なり、富山県が含まれる地域区分(5〜8地域)の場合、目安として次のようになっています。

住宅の種類対象となる世帯補助額(目安)建替え除却を伴う場合
GX志向型住宅すべての世帯110万円/戸
長期優良住宅子育て世帯・若者夫婦世帯75万円/戸95万円/戸
ZEH水準住宅子育て世帯・若者夫婦世帯35万円/戸55万円/戸

ここでいう子育て世帯とは18歳未満のお子さまがいる世帯、若者夫婦世帯とは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯とされていますが、判定の基準となる年月日は着工時期によって異なる場合があるため、詳細は事業者や窓口での個別確認をおすすめします。

注意したいのは、申請は施主ご自身ではなく、登録された住宅会社(みらいエコ住宅事業者)が行う点と、注文住宅のうちZEH水準住宅については、交付申請の期限が他の区分より早めに設定されている点です。
予算上限に達した時点で受付が終了するため、活用を検討される場合は、早い段階で住宅会社にご相談いただくことをおすすめします。

屋根に太陽光パネルを搭載した、白い外壁と木調の玄関ドア、スタイリッシュな黒いカーポートがあるモダンな2階建て住宅の外観。

富山県の補助金(県産材・高性能住宅)

富山県では、県産材を使った住宅づくりを支援する「とやまの木で家づくり支援事業」があり、県産材を1立方メートル以上使用することなどを条件に、1棟あたり上限40万円の補助が設けられています。

また、ZEH水準を上回る県独自基準を満たす高性能住宅を対象とした「富山型高性能住宅推進事業費補助金」もあり、子育て世帯や若者夫婦世帯向けの加算が用意されています。
こちらは年度ごとに要件や予算枠が見直されるため、検討される場合は最新の実施要領をご確認いただくことをおすすめします。

太い梁や柱が組み上がった建築中の木造住宅の構造骨組みと、それを見つめる職人の後ろ姿。

富山市で使える補助金の最新情報

「まちなか住宅取得支援事業」は制度が変わりました

ここが、今回もっともお伝えしたかったポイントです。
これまで富山市には、「まちなか」区域で新築の注文住宅を建てる方向けの「まちなか住宅取得支援事業」(住宅ローン借入額の3%、上限50万円)という制度がありました。

ただし、令和8年3月31日までに所有権保存登記または認定申請を行った方までが対象で、令和8年4月1日以降に登記を行う方には、新しい制度「まちなか・公共交通沿線中古住宅取得等支援事業」が適用されます。

制度の違いを整理すると、次のようになります。

旧制度(〜令和8年3月31日登記まで)新制度(令和8年4月1日登記以降)
制度名まちなか住宅取得支援事業まちなか・公共交通沿線中古住宅取得等支援事業
対象新築住宅の取得中古住宅の取得(リフォーム・建替えを伴う場合も含む)
補助の目安住宅ローン借入額の3%(上限50万円)世帯状況等に応じたポイント制の奨励金

つまり、「富山市のまちなかで新築すれば50万円もらえる」という以前の情報のまま検討を進めてしまうと、実際には対象外だったということが起こり得ます。
これから富山市で新築を計画される場合は、まずこの制度変更を前提に、資金計画を立てていただくことが大切です。
今後、新築向けの制度が新設・変更される可能性もありますので、着工前には富山市住宅政策課への確認をおすすめします。

中央にガラスと金属フレームの個性的な展望塔がそびえ立つ、近代的なデザインの多層階ビル外観。建物の手前には豊かな街路樹と広々とした駐車場が整備されている。

とやまの木が見える家づくり推進事業

富山市独自の制度として、市内産材の活用を支援する「とやまの木が見える家づくり推進事業」があります。
木材や市内産材の使用実績に応じて補助が受けられる仕組みで、富山県の「とやまの木で家づくり支援事業」と併せて申請することも可能とされています。
詳細な補助額や対象条件は年度ごとに実施要領で定められているため、市の森林政策課で最新の内容をご確認いただくことをおすすめします。

美しい木目の梁が見える開放的な吹き抜けと、漆喰調の白い壁、グレーのソファが調和した心地よい和モダンなリビング。

省エネ・ZEHに関する国・県の支援制度も併せて確認を

富山市の公式サイトでは、ZEH化や省CO2化を進める住宅に対する国・県の支援制度が紹介されています。
これらは市独自の補助金ではなく、国や県が実施する事業を市が案内している形ですが、注文住宅の性能によっては活用できる可能性があります。
年度によって対象や受付状況が変わるため、住宅会社と一緒に、契約前の段階で確認しておくと安心です。

射水市で使える補助金の最新情報

いみず住まい等応援事業補助金【新築等取得事業】

射水市には、市外からの転入をきっかけに新築住宅を取得し、5年以上定住する意思のある方を対象とした「いみず住まい等応援事業補助金(新築等取得事業)」があります。
対象となるのは、住宅部分の床面積が70平方メートル以上で、竣工から2年以内の一戸建て住宅などです。

補助額は、定められたポイント数の合計に5万円を乗じた金額で、上限は200万円とされています。
ただし、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得に対して国などの補助金を受けている場合は、その金額が差し引かれる仕組みになっている点には注意が必要です。
国の補助金と単純に合算できるわけではないという点を、事前に押さえておいていただくとよいかと思います。

青空のもと、白い外壁のモダンな一戸建て住宅が整然と立ち並ぶ、開放的で美しい新興住宅地の街並み。

対象になりやすい方・確認が必要な方

この制度は「転入者」であることが前提になっている点が特徴です。
射水市に元々お住まいの方が新築される場合は、この補助金の対象にならない可能性がありますので、ご自身の世帯がどの条件に当てはまるかを、早い段階で確認しておくことをおすすめします。

また、交付申請日において住民票の住所が取得した住宅の所在地になっていること、市税の滞納がないことなど、いくつかの要件が定められています。
三世代同居のための新築や全面建替えなど、条件によって対象になるケースもありますので、該当しそうな場合は射水市の窓口へ直接お問い合わせいただくのが確実です。

明るい光が差し込むナチュラルな木目調フローリングの新居リビングに、「リビング」「キッチン」「寝室」などと手書きされた引越し用の段ボール箱が積み上げられている様子。対面式キッチンのある白い壁の室内。

土地取得や定住促進に関する制度もあわせて確認

射水市では、指定された宅地の取得を支援する「射水市指定宅地取得支援助成制度」など、土地の取得段階で活用できる制度も用意されています。
注文住宅は、建物本体だけでなく土地の取得も含めて資金計画を立てる必要があるため、こうした制度も含めて、早めに全体像を確認しておくと、後になって「知らなかった」という後悔を防ぎやすくなります。

補助金を後悔なく活用するために、私たちが大切にしていること

「着工前」に確認すべきことが多いという現実

私たちが日々の相談の中でよくお聞きするのが、「工事が始まってから、実は対象外だと分かった」というお話です。
多くの補助金は、着工前の認定申請や、契約前の事業者登録が前提になっています。

特に国の制度は、基礎工事に着手した後では申請できないものもあるため、「気になる制度があるなら、契約前に確認する」という順番を徹底することが、後悔を防ぎやすくなる一番のポイントだと感じています。

木の温もりがあるデスクの上で、電卓や住宅カタログ、パンフレットを交えながら、広げられた住宅の間取り図(図面)に鉛筆を添えて家づくりの計画や打ち合わせを進めている人の手元の様子。

補助金だけを目的に住宅会社や仕様を決めないこと

補助金は、あくまで家づくりを後押しする制度であり、補助金受け取りのために本来望んでいなかった仕様やプランに変えてしまうと、かえって満足度が下がってしまうこともあります。

私たちは、ご家族の暮らし方や優先順位を丁寧にお伺いしたうえで、その暮らしに合った性能や間取りをご提案し、その結果として活用できる補助金があれば、あわせてご案内するという順番を大切にしています。

制度は今後も変わる可能性がありますので、この記事の内容も、あくまで検討を始める際の入り口としてご活用いただき、実際の申請にあたっては、必ず各窓口で最新の要件をご確認いただければと思います。

工務店のオフィスにて、モニターに映る間取り図やテーブル上の資料を前に、担当者と赤ちゃんを連れた夫婦が家づくりの打ち合わせをしている様子。アットホームで相談しやすい雰囲気の商談風景。

この記事のまとめ

富山市・射水市で注文住宅を検討される際に活用できる補助金は、国・富山県・市それぞれに制度があり、対象条件や申請のタイミングが異なります。
特に富山市の「まちなか」に関する補助金は、令和8年4月から新築向けの制度が中古住宅取得向けに変更されており、以前の情報のままでは対象外になる可能性がある点にご注意ください。
射水市の補助金は、転入を伴う新築取得を主な対象としており、既にお住まいの方は条件を個別に確認する必要があります。

補助金は、正しいタイミングで正しい情報をもとに検討することで、はじめて有効に活用できるものです。
まずは資金計画の一部として、どの制度が自分たちに関係しそうか、大まかに把握しておくところから始めていただくとよいかと思います。

※本記事は確認時点の情報です。制度内容や受付状況は変更される場合があります。実際のご検討にあたっては、必ず各制度の公式窓口で最新情報をご確認ください。

引用元・参照元

  • 富山市公式ウェブサイト「(旧制度)まちなか住宅取得支援事業」https://www.city.toyama.lg.jp/kurashi/sumai/1010267/1010268/1011326/1006634.html
  • 富山市公式ウェブサイト「まちなか・公共交通沿線中古住宅取得等支援事業」https://www.city.toyama.lg.jp/kurashi/sumai/1010267/1018274/1018275/1018276.html
  • 富山市公式ウェブサイト「とやまの木が見える家づくり推進事業」https://www.city.toyama.lg.jp/business/nourin/1010637/1011605/1005933.html
  • 富山市公式ウェブサイト「住宅等の省エネ化などに活用できる国・県の支援制度」https://www.city.toyama.lg.jp/kurashi/gomi/1010252/1016087.html
  • 富山県公式ウェブサイト「富山型高性能住宅推進事業費補助金について」https://www.pref.toyama.jp/1507/kurashi/seikatsu/sumai/shoene/kouseinou.html
  • 富山県公式ウェブサイト「県産材を使った家づくりを応援します!(とやまの木で家づくり支援事業)」https://www.pref.toyama.jp/1603/sangyou/nourinsuisan/ringyou/kj00010322.html
  • 国土交通省「みらいエコ住宅2026事業について」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000310.html
  • みらいエコ住宅2026事業【公式】「事業概要」
    https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/about/
  • みらいエコ住宅2026事業【公式】「対象要件の詳細【注文住宅の新築】」https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/new-house/
  • 環境省「脱炭素志向型住宅の導入支援事業(みらいエコ住宅2026事業)について」https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/GX-house_00003.html
  • 射水市公式ウェブサイト「いみず住まい等応援事業補助金【新築等取得事業】について」https://www.city.imizu.toyama.jp/guide/svguidedtl.aspx?servno=45598
  • 射水市公式ウェブサイト「射水市指定宅地取得支援助成制度について」https://www.city.imizu.toyama.jp/guide/svguidedtl.aspx?servno=18834

よくある質問<FAQ>

Q1. 注文住宅でも「みらいエコ住宅2026事業」は使えますか?

A. はい、注文住宅の新築も対象に含まれています。
ただし、住宅の省エネ性能区分(GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅)によって補助額や対象世帯の条件が異なり、ZEH水準住宅は交付申請の期限が他より早く設定されています。
申請は施主ではなく登録された住宅会社が行うため、契約前に対応可能な事業者かどうかを確認しておくと安心です。

Q2. 富山市のまちなかで新築しても、もう補助金はもらえないのでしょうか?

A. 令和8年4月以降に登記される新築の注文住宅については、以前の「まちなか住宅取得支援事業」の対象からは外れています。
新しい制度は中古住宅の取得が対象となっています。
ただし、木材利用に関する市の補助金など、新築でも活用できる可能性がある制度は他にもありますので、個別にご確認いただくことをおすすめします。

Q3. 射水市にもともと住んでいる場合、住宅取得の補助金は使えませんか?

A. 「いみず住まい等応援事業補助金(新築等取得事業)」は、市外からの転入を前提とした制度です。
すでに射水市にお住まいの場合は対象外となる可能性がありますが、三世代同居のための新築など、条件によって対象になるケースもあるため、市の窓口で個別にご確認いただくのが確実です。

Q4. 国・県・市の補助金は、すべて同時に使うことはできますか?

A. 制度によって併用できるものとできないものがあります。
特に、同じ工事費用に対して国と市の補助金を重ねて受けることは、原則としてできない場合が多いです。
どの組み合わせが可能かは制度ごとに異なるため、契約前に住宅会社や各窓口へ確認していただくことをおすすめします。

Q5. 補助金の申請は自分たちで行う必要がありますか?

A. 制度によって異なります。
国の「みらいエコ住宅2026事業」のように、登録された住宅会社が代理で申請するものもあれば、射水市の補助金のように施主ご自身が申請する制度もあります。
どちらの場合も、着工前や契約前に必要な手続きがあることが多いため、早めに住宅会社と相談しながら進めることをおすすめします。

HIKAGEの施工エリアについて

弊社では、富山市を中心に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村を中心に、家づくりのご相談を承っています。
事務所から車で40分圏内を主な商圏としております。
施工可能エリアの詳細は、お気軽にお問い合わせください。

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補助金の制度は、条件や申請時期が細かく定められているため、「自分たちの場合はどうなるのか」を一つずつ確認しながら進めることが大切です。
まずは情報収集からでも大丈夫です。
資金計画の整理や、活用できそうな補助金の確認だけでも、個別相談や家づくり勉強会でお手伝いしております。
気になる点があれば、どうぞお気軽にHIKAGEまでご相談ください。

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