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No.51【建築費の上昇?】
中東情勢でコストが高騰。待つより「今」が正解と言える確かな理由について

「建築費の上昇?」という見出しと共に、中東情勢によるコスト高騰や、家づくりを「今」始めるべき理由を解説する落ち着いた緑色の装飾枠のバナー。

こんにちは。HIKAGEの代表、日影道也です。

ニュースでは依然として中東情勢の緊迫した状況が報じられています。
こうした世界規模の動向は、富山市周辺で家づくりを検討されているご家族にとって、
決して遠い国の出来事ではありません。

「建築費がこれ以上上がるなら、今は待つべきではないか」という葛藤を、
日々多くのお客様から伺っております。

大工として15年現場に立ち続け、現在は経営者として建材の調達にも関わる立場から申し上げますと、
現在は「不確かな価格の下落を待つ」よりも「確実な制度と現状の価格を把握して動く」ことが、
結果としてご家族の未来を守ることに繋がると考えています。

この記事では、2026年現在の最新データと住宅制度に基づき、
今私たちが直面している現実を整理してお伝えいたします。

ネイビーのガルバリウム外壁に木目調のドアが映える、シンプルモダンな外観。折板屋根のカーポートが設置された機能的な玄関アプローチ。

この記事でわかること

  • 2026年の中東情勢が富山の建材価格に与える影響
  • 過去のデータから建築費が下がりにくい現実を知る
  • 金利上昇と家賃負担による将来の損失額を可視化
  • 最新補助金を活用した無理のない予算の組み立て方
  • HIKAGEが実践する品質管理とコスト抑制の舞台裏

世界情勢が直撃。「ナフサショック」による建材値上がりの構造

2026年現在、住宅業界で最も懸念されているのが「ナフサショック」の長期化です。
ナフサは原油を精製して得られる成分で、プラスチックや合成樹脂の主原料となります。
中東情勢が不安定になれば原油価格が高騰し、それが建材の価格へと転嫁されていきます。

住宅において樹脂が使われている箇所は多岐にわたります。
HIKAGEが標準採用している高性能樹脂窓「YKK AP APW430」や、
住まいの魔法瓶のような役割を果たす断熱材「ネオマフォーム」もその一つです。
これらは富山の厳しい冬を快適に過ごすために欠かせない装備ですが、
石油由来の原料費高騰により、メーカー各社による価格改定が段階的に行われています。

断熱材のネオマフォームが隙間なく施工された勾配天井と、緻密に組まれた木造住宅の構造内観。高断熱・高気密な住まいづくりの裏側。

現場を預かるスタッフとしては、性能を妥協すれば価格を抑えることは可能ですが、
それではHIKAGEが掲げる「次世代まで引き継げる家づくり」に反することになります。
高性能な住まいを維持しながら、いかにコストの波を乗り越えるか。
そのための判断基準を、順番に整理してお伝えしていきます。

富山の気候における樹脂窓と断熱の資産価値

なぜ私たちが価格高騰の中でも「APW430」や「ネオマフォーム」にこだわるのか。
それは、富山特有の湿潤で寒い冬を乗り切るためには、
これら石油由来の高性能建材が最も投資対効果が高いからです。
初期費用が上がったとしても、35年という長いスパンで見れば、
毎月の光熱費削減分で十分に回収が可能です。

また、結露を防ぐことは構造体の腐朽を防ぎ、住まいの資産価値を維持することに直結します。
2026年の今、安価なアルミサッシや性能の低い断熱材に戻ることは、
将来的な大きな負債を抱えることと同義であると考えています。

建築費は下がるのか。過去データが示す「高止まり」の現実

「数年待てば、以前のような価格に戻る時期が来るのではないか」という期待を持たれることは
自然なことです。しかし、過去20年の建築業界のデータを見ても、
一度上昇した建材費が以前の水準まで完全に下がったケースは極めて稀です。

2021年のウッドショック以降、2025年の建築基準法改正による構造計算の義務化を経て、
住宅の「適正価格」の基準そのものが一段階押し上げられました。
2026年現在は、物流コストの上昇や人件費の改定も重なり、
価格は「下がる」のではなく「その価格で安定する(高止まりする)」状況にあります。

■以下の表に、近年の住宅コストに影響を与えた主な要因をまとめました。

コスト上昇の要因影響の内容2026年現在の状況
改正建築基準法(2025年)全棟構造計算による設計・申請費増完全に価格へ反映済み
ナフサ価格の高騰(2026年)樹脂窓・断熱材・設備機器の値上げ高水準での推移が継続中
物流2024年問題の余波建材の運送費・荷役費の上昇配送頻度の見直し等でコスト増
人件費の適正化職人の処遇改善による労務費の改定業界全体での底上げが進行中
筋交いや金物で強固に補強された木造住宅の構造現場。現場に整理された構造材と、耐震性を高める壁面の施工状況。

法改正がもたらした「安心」というコストの正体

2025年4月の法改正により、これまで省略されていた小規模住宅の構造計算が義務化されました。
これには設計期間の延長や計算費用の発生というコストアップの側面がありますが、
裏を返せば「全棟で確実な耐震性が証明される」という大きな安心を手に入れたことになります。

HIKAGEでは以前より「耐震等級3(許容応力度計算)」を標準としてきましたが、
業界全体がこの基準に底上げされたことで、2026年の家づくりはかつてないほど
「目に見える安全」が保証される時代になったと言えます。

1年の待機で数百万円の差?家賃とローン金利上昇による損失額

建築費そのものの変動以上に、現在注視すべきは「金利」の動向です。
長らく続いた低金利時代が終わりを告げ、住宅ローンの固定金利・変動金利ともに
緩やかな上昇局面に入っています。日銀の政策転換は、2026年の今、
私たちの住宅返済計画に直接的な影響を及ぼし始めています。

例えば、4000万円の借り入れを行う際、金利が0.5%上昇するだけで、
35年間の総返済額は約400万円増加します。
もし建築費が100万円下がるのを期待して2年待ったとしても、
その間に金利が上がってしまえば、トータルでの支払額は大幅に増えてしまうことになります。

さらに、その2年間に支払うアパートの家賃も考慮しなければなりません。
富山市内で月々7万円の家賃を支払っている場合、
2年間で168万円を「資産にならない住居費」として支払うことになります。

リビングのダイニングテーブルで、ノートとタブレットを見ながら家づくりの資金計画や打ち合わせを進める若い夫婦。

以前、あるお客様がこうおっしゃいました。
「安くなるのを待っている時間は、
新しい家で家族と思い出を作れたはずの大切な時間でもありました」

これらを合算すると、わずかな建築費の変動を待つことは、
経済的な合理性に欠ける場合が多いのが2026年現在の実情です。
私たちは、こうした「目に見えないコスト」を可視化した資金計画をご提案しています。

2026年度版の住宅ローン金利上昇への対策

金利が上昇する中での対策は「借り方を工夫する」ことと「光熱費を削る」ことの二段構えです。
HIKAGEでは、提携する金融機関の最新情報を基に、
お客様のライフプランに合わせた最適なローン商品の選び方をサポートしています。
また、UA値0.46以下、C値0.5以下という高い気密断熱性能により、
月々の光熱費をアパート時代より削減できれば、その分をローン返済の原資に回すことができます。
2026年の家づくりは、支払い総額だけでなく、
月々の「住居関連支出」をトータルで抑える視点が欠かせません。

2026年度の補助金活用とHIKAGEのコスト抑制の裏側

厳しい経済状況の中でも、国は良質な住宅取得を支援するための制度を用意しています。
2026年度の大きな柱が「みらいエコ住宅2026事業」です。

この制度では、ZEHレベル以上の住宅に対して手厚い補助が受けられるほか、
HIKAGEが全棟で実施している「長期優良住宅」の認定取得や、
古い住まいの解体工事を伴う場合には20万円の追加加算が適用される仕組みとなっています。
こうした制度を確実に、余すことなく活用することが、
コスト上昇分を相殺する現実的な手段となります。

リフォームや外壁塗装のために足場とメッシュシートが設置された、和瓦屋根の2階建て住宅の外観。

また、HIKAGEでは独自のコスト管理を徹底しています。

「専任担当制による意思疎通の効率化」

「富山市を中心とした施工エリアの限定による移動コスト削減」

「標準仕様の定期的な見直しとメーカーとの直接交渉」

これらは派手な宣伝効果はありませんが、一棟一棟の価格を誠実に維持するために不可欠な活動です。
さらに、第三者検査機関「家守り」による厳格な品質検査を導入することで、
将来的なメンテナンスコストの増大という「見えない負担」を未然に防ぐ体制を整えています。

HIKAGEがこだわる「見えない部分」の投資対効果

品質管理を徹底することは、短期的には手間とコストがかかるように見えます。
しかし、私たちは「感覚」ではなく「記録」で品質を証明することを重視しています。
自社基準6回、最大10回に及ぶ第三者検査を行うことで、
施工ミスによる将来の補修費用をゼロに近づけます。

また、「せせらぎ」のような第一種換気システムを標準採用することで、
湿気対策や内部結露の防止を徹底し、30年、60年と住み続けられる耐久性を確保しています。
これこそが、長い目で見た時の真のコストパフォーマンスであると確信しています。

家づくりの適期は情勢ではなく、ご家族のタイミング

中東の情勢や経済指標を注視することは大切ですが、
それだけで家づくりのタイミングを決めることは困難です。
なぜなら、家づくりの本来の目的は「ご家族が安心して、
健やかに暮らせる環境を整えること」にあるからです。

お子様が成長し、自分の部屋が必要になる時期。
今の住まいの寒さや結露が、ご家族の健康を損ない始めていると感じる時。
そうした「暮らしの課題」が明確になった時こそが、本来の適期ではないでしょうか。

日当たりの良いリビングで、木の積み木や電車の玩具で楽しそうに遊ぶ男の子と女の子。自然光が差し込む温かな子供部屋の風景。

HIKAGEでは、無理な営業は一切行いません。
「個別相談」や「家づくり勉強会」を通じて、まずは現在の家計に無理がないか、
最新の補助金制度を使えばどこまで予算を抑えられるかを一緒に整理することから始めます。
富山市という地域に根ざし、皆さまのライフスタイルと未来を見据えたパートナーとして、
状況を丁寧に整理する案内役を務めさせていただきます。

富山での土地探しと建築計画のロードマップ

世界情勢の変化が激しい今こそ、
私たちは「土地バンク」を活用した一元的な情報提供を行っています。
土地代だけでなく、造成費用や外構費用、そして建築費と諸費用を
すべて合算した「総額」で判断することが、2026年の失敗しない土地探しの鉄則です。
私たちは不動産の視点と建築の視点を統合し、その土地で「みらいエコ住宅2026事業」の恩恵を
最大化できる配置計画まで含めてご提案します。

【結論】建築費高騰と金利上昇局面における後悔しない対策

2026年4月現在の情勢を総合的に判断すると、不透明な建築費の下落を待つよりも、
上昇傾向にある金利リスクを回避し、最新の補助金制度を活用して早期に計画を進めることが、
経済的・精神的な安定に繋がると言えます。

夕暮れ時の空にシルエットが浮かぶ、スクエアな形状を組み合わせたグレーの外壁のモダンな邸宅。ガレージや照明計画が印象的な夜景外観。
  • ナフサ価格高騰による樹脂建材の「高止まり」は今後も継続すると予測されるため
  • 待機期間中の家賃支払いと住宅ローン金利の上昇による総額増大のリスクが極めて高いため
  • 「みらいエコ住宅2026事業」の20万円解体加算などの恩恵を確実に受けられるタイミングを逃さないため

家づくりは、完成して終わりではありません。そこから始まる数十年という長い時間を、
いかに安心して過ごせるかが重要です。私たちはその土台となる「品質」と「資金計画」を、
誠実な姿勢で支え続けてまいります。

雪を冠した立山連峰を背景に、北陸新幹線の高架と都市部が広がる富山県内の街並み。豊かな自然と利便性が共存する景観。

HIKAGEの施工エリアについて

HIKAGEでは、富山市を拠点に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村などを主な施工エリアとしております。

拠点から車で40分圏内を主な商圏としているのは、すぐにお伺いできる範囲に限定することで、
暮らしの中で何かあった時も迅速に対応できる体制を維持するためです。
「建てて終わり」ではなく、住まいの成長を一緒に見守り続ける地域に
根ざしたパートナーでありたいと考えております。
富山の気候に合わせた高性能な住まいづくりについて、どうぞお気軽にご相談ください。

<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>

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