No.78【ガス契約はもう不要?】
新登場の電気衣類乾燥機ソレイルと乾太くんを徹底比較してみました!
こんにちは。富山市で注文住宅やリノベーションを手掛ける工務店、HIKAGE代表の日影道也です。
洗濯物の乾燥について、家づくりのヒアリングを行うなかで「天気に左右されずに乾かしたい」「乾燥機を入れたいけれど、どれを選べばいいかわからない」というお声をよく伺います。
共働きのご家庭ほど、洗濯にかかる時間や手間は暮らしの負担になりやすいものです。
そんな中、2026年7月、パナソニックから新しい電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」の発売が発表されました。人気のガス衣類乾燥機「乾太くん」に続く新しい選択肢として、家づくりを検討されている方の間でも話題になっています。
乾燥機は決して安い買い物ではないからこそ、仕組みや条件を知らないまま選んでしまうと、後から「思っていたのと違った」という声につながることもあります。
この記事では、ソレイルの特長と乾太くんとの違いをわかりやすく整理し、ご家庭に合った選び方を考えるヒントをお伝えします。

新登場「ソレイル」とはどんな製品か
結論からお伝えすると、ソレイルは「電気だけで、これまでより短い時間でしっかり乾かす」ことを目指した新しい衣類乾燥機です。
パナソニックは、乾燥時に発生する高温多湿の空気をダクトで屋外へ排出する屋外排気式を採用した電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」を、2026年11月上旬に発売すると発表しています。

これまでの電気乾燥機との違い
従来の電気衣類乾燥機は、100V電源のため熱量に限りがあったことに加え、蒸発させた衣類の水分を機内で冷却して排水する方式が主流だったため、乾燥に時間がかかりやすいという特徴がありました。
ソレイルは、屋外排気式と200V電源を組み合わせることで乾燥性能を高め、従来の電気衣類乾燥機と比べて乾燥時間を約45%短縮したとされています。目安として、乾燥容量は6kgで、公称の乾燥時間は約135分とのことです。
「電気なのに乾燥に時間がかかる」という、これまでの電気乾燥機に対するイメージを見直すことを狙った製品といえそうです。あわせて、大風量かつ低温風での乾燥を想定した設計とされており、衣類の縮みを抑えながらふんわりと仕上げることを意識しているとのことです。

価格・購入方法・設置条件について
気になる価格ですが、パナソニックのメーカー希望小売価格は「オープン価格」(発表時点で定価が設定されていない価格方式)となっています。
業界メディアの報道によると、想定実売価格は10万円台〜14万円台とされていますが、これはあくまで報道時点の目安であり、実際の販売価格は販売店や時期によって変わる可能性があります。
また、ソレイルは住宅設備ルート専売品として発表されており、一般的な家電量販店では取り扱わず、住宅設備の取扱い店を通じて相談・購入する形になるとされています。
新築のタイミングで採用を検討される場合は、家電量販店ではなく、施工を依頼する住宅会社を通じて確認いただくとスムーズです。
設置にあたっては、屋外へのダクト接続をする排湿管工事と、200V電源の引き込み工事が必要になり、別途費用が発生するとされています。
特に200V電源は、一般的な住宅のコンセントとは異なる配線が必要になるため、新築時であれば計画段階から組み込みやすい一方、既存住宅への後付けを検討される場合は、電気工事の内容や費用について事前に確認しておくことをおすすめします。
なお、乾太くんも屋外設置タイプ・屋内設置タイプなど、住宅の条件に応じて選べるラインアップが用意されており、設置環境に応じた工事が必要になる点はソレイルと共通しています。
乾燥機を選ぶ際は、機種そのものだけでなく、設置に必要な工事や電源・配管の条件まで含めて比較していただくと、後々の行き違いを防ぎやすくなります。

乾太くんとの違いをやさしく整理する
結論として、ソレイルと乾太くんは、どちらが優れているという話ではなく、「ガスを使うか、電気だけで完結させるか」というエネルギーの選び方の違いが最も大きなポイントです。
他社を否定する意図はまったくなく、それぞれに得意分野や向き不向きがありますので、ご家庭の状況に合わせて、じっくり比較していただければと思います。

乾燥時間とパワーの違い
ガス式の乾太くんは、強い温風でスピーディに乾かすことを得意としています。
取扱い店の情報によると、5kgタイプで約52分、8kgタイプで約80分程度が目安とされており、容量によって時間に幅があります。一方でソレイルは、6kgタイプで約135分というのが現時点での目安です。乾燥スピードだけを比べると、現時点ではガス式に分があるといえそうです。
ただし、「多少の時間差より、ガスの契約自体をなくしたい」という考え方もあります。乾燥スピードだけでなく、ご家庭が何を優先したいかによって、感じ方が変わってくる部分です。

ランニングコストとエネルギーの考え方
ソレイルは、プロパンガスを使用したガス衣類乾燥機と比べてランニングコストを抑えやすいほか、夜間電力や太陽光発電との組み合わせにより、電気の有効活用にもつながるとされています。
また、200Vの高出力仕様により、電気式でありながら高い乾燥性能を発揮し、使用条件によっては都市ガスと同程度のコスト水準も見込めるとの案内もあります。
一方で、実際のランニングコストは、ご契約中の電気・ガスの料金プランや使用頻度、太陽光発電の有無によって差が出ます。「必ずこちらが安くなる」と言い切れるものではなく、ご家庭の使い方に合わせた試算が安心につながります。
気になる方は、現在お使いの電気・ガスの契約内容を確認したうえで、販売店に具体的な試算を依頼してみるのもひとつの方法です。

価格帯の目安
乾太くんは、容量やモデル(スタンダードタイプ・デラックスタイプなど)によって価格に幅があります。
取扱い店の情報を確認したところ、5kgタイプでおおよそ15万円前後、8kgタイプで15万円台〜18万円台程度という価格例が見られました(工事費が別途必要な場合があります)。
ソレイルの想定実売価格とあわせて見ると、容量やモデルによって金額の幅は重なる部分もあり、価格だけで単純に優劣を比べることは難しい状況です。
ここまでの内容を、ざっくりと整理すると次のようになります。
- エネルギー:ソレイルは電気(200V)、乾太くんはガス
- 乾燥時間の目安:ソレイルは6kgタイプで約135分、乾太くんは容量により約52分〜80分程度
- 発売状況:ソレイルは2026年11月上旬発売予定、乾太くんはすでに販売中
- 想定価格帯:ソレイルは10万円台〜14万円台程度、乾太くんは容量・モデルにより15万円前後〜18万円台程度(いずれも工事費が別途必要な場合があります)
どちらのご家庭に向いているか、選び方の視点
結論として、「新しい製品が出たから乗り換えるべき」というものではなく、ご家庭のエネルギー方針や洗濯スタイルに合わせて選んでいただくのが、後悔の少ない選択につながります。
選び方のチェックポイント
機種選びで迷ったときは、次のような視点で整理していただくと判断しやすくなります。
- 家のエネルギー方針として、オール電化とガス併用のどちらを想定しているか
- 洗濯物の量や家族構成に対して、必要な乾燥容量はどれくらいか
- 乾燥時間の短さと、ガス契約の有無、どちらを優先したいか
- 設置に必要な電源・ダクト・排湿筒などの工事条件を確保できるか
- ランドリールームの広さや動線に、設置スペースを無理なく組み込めるか
これらは、どれか一つだけで決められるものではなく、複数の条件を組み合わせて、ご家族で話し合いながら考えていただくのが実際的です。

HIKAGEでの相談から見えること
私たちHIKAGEでは、太陽光発電の採用を標準としてご提案しており、オール電化住宅のご相談もよくいただきます。
ソレイルのように電気だけで完結する設備は、太陽光発電や蓄電池との組み合わせによって、暮らしの中でエネルギーを上手に使う選択肢のひとつになり得ます。
もちろん、ガスを使う暮らしにもそれぞれの良さがありますので、どちらが正しいということではなく、ご家庭が大切にしたい暮らし方に合わせてご検討いただければと思います。
また、ランドリールームの動線設計についてご相談いただく機会も増えています。
「洗濯・乾燥・収納をひとつの空間で完結させたい」というご要望に合わせて、必要な設備スペースを事前に確保しておくと、住み始めてから慌てずに済みます。
乾燥機の機種選びも、間取りの検討と合わせて早めに整理しておくと、計画がスムーズに進みやすくなります。
新築で乾燥機を検討する際に知っておきたいこと
結論として、新築のタイミングで乾燥機を検討される場合、設備そのものの性能だけでなく、設置条件や動線まで含めて早めに整理しておくことが、後悔の少ない計画につながります。
電源・配管など設備条件の確認
ソレイルを採用する場合は200V電源と屋外への排湿管、乾太くんを採用する場合はガス配管と排湿の経路が必要になります。
どちらも、後から追加しようとすると、壁や床の仕上げに手を加える必要が出てくることがあります。新築であれば、設計段階で必要な配管・配線をあらかじめ計画に組み込んでおくことで、余計な工事や費用を抑えやすくなります。
ランドリールームの広さと動線
乾燥機は、洗濯機や物干しスペースと合わせて使うことが多い設備です。
設置スペースだけでなく、扉の開閉やお手入れのためのゆとり、洗濯物を取り出してからしまうまでの動線もあわせて考えておくと、日々の使い勝手が良くなります。
家族の人数や洗濯物の量に応じて、収納スペースとのバランスも意識しておくと安心です。

HIKAGEでのご相談の流れ
私たちHIKAGEでは、個別相談の中で、ご家族の洗濯スタイルや家事動線についてじっくりお伺いしながら、設備選びのご相談にも対応しています。
「ソレイルと乾太くん、どちらが自分たちに合うかわからない」という段階でも構いません。暮らし方を整理しながら、無理のない設備計画を一緒に考えていきます。
この記事のまとめ
ここまで見てきたように、ソレイルは、電気だけで従来より短い時間での乾燥を目指した新しい選択肢であり、乾太くんに代わる万能な答えというよりも、「ガスを使わずに、快適な乾燥環境をつくりたい」という方にとって有力な候補のひとつといえます。
発売はまだ先ですが、住宅設備ルートでの取り扱いとなる見込みのため、新築での採用を検討される方は、早い段階から住宅会社に相談しておくと計画が立てやすくなります。

- ソレイルは2026年11月上旬発売予定で、屋外排気式・200V電源により従来の電気乾燥機より乾燥時間を短縮した製品
- ソレイルは住宅設備ルート専売品として案内されており、住宅会社を通じて相談する流れが基本となる見込み
- 乾太くんはガスの力でスピーディな乾燥を実現しており、乾燥時間そのものを重視する方に向いている
- 価格・ランニングコストは容量やモデル、契約プランによって差が出るため、断定はできず、個別の確認が安心につながる
- 新築住宅では、どちらを選ぶにしても電源やダクトなど設備条件の事前確認が大切
室内干しを取り入れるご家庭が増えてきているとも言われる中で、乾燥機は暮らしを整える設備のひとつとして、今後も注目が高まっていきそうです。
どちらが正解ということではなく、ご家庭の暮らし方に合わせて、無理なく選んでいただければと思います。
※本記事は2026年7月5日時点で確認できた情報をもとに作成しています。
製品の仕様や価格、発売時期、購入方法などは変更される場合がありますので、ご検討の際は最新情報をあわせてご確認ください。
※本記事には、内容理解を助ける目的で一部AI生成画像を使用しています。
引用元・参照元
パナソニック株式会社「屋外排気式電気衣類乾燥機『Solaire(ソレイル)』を発売」(Panasonic Newsroom Japan) https://news.panasonic.com/jp/press/jn260701-2
週刊アスキー「パナソニックが200Vの電気衣類乾燥機 乾太くんの強力ライバルに」(想定実売価格・発表内容の確認に使用) https://weekly.ascii.jp/elem/000/004/415/4415050/
若松ガス株式会社「乾太くん(8kgスタンダードタイプ)」商品ページ(乾太くんの乾燥時間・価格帯の確認に使用) https://wakagas.co.jp/onlineshop/5735
東京ガス横浜中央エネルギー(ヨコエネ)「ガス衣類乾燥機 乾太くん スタンダードタイプ[8kg]/リンナイ」(乾太くんの乾燥時間・価格帯の確認に使用) https://www.tg-yokoene.com/onlineshop/5043
よくある質問<FAQ>
Q1. ソレイルは今すぐ購入できますか?
A. 2026年7月時点の発表では、発売は2026年11月上旬が予定されています(時期が変更となる場合があります)。また、住宅設備ルートでの取り扱いとなる見込みのため、家電量販店ではなく住宅会社等を通じてご相談いただく流れになりそうです。新築のタイミングと合わせて検討されている方は、早めにご相談いただくと安心です。
Q2. 乾太くんとソレイル、結局どちらがおすすめですか?
A. ご家庭のエネルギー方針や洗濯スタイルによって、向いている機種は変わってきます。「ガスを使わない暮らしにしたい」「乾燥時間を最優先したい」など、大切にしたいポイントを整理していただくと、選びやすくなります。
Q3. 電気代やガス代はどのくらい変わりますか?
A. ご契約中の電気・ガスの料金プランや、太陽光発電の有無によって差が出るため、一概にはお答えしにくい部分です。まずは現在の光熱費や暮らし方を整理いただくところから始めていただければと思います。
Q4. 新築時に設置する場合、間取りで気をつけることはありますか?
A. 機種によって必要な電源やダクトの条件が異なりますので、設計の早い段階でランドリールームの位置や設備スペースを決めておくと、後から慌てずに進めやすくなります。
Q5. 室内干しと乾燥機、どちらを優先すべきですか?
A. どちらか一方を選ぶというより、両方を組み合わせて使われるご家庭が多い印象です。天候や時間帯に合わせて使い分けられるよう、室内干しスペースと乾燥機設置スペースの両方を意識した間取りを考えていただくのがおすすめです。
HIKAGEの施工エリアについて
弊社では、富山市を中心に、射水市・高岡市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村エリアで、家づくりのご相談を承っています。事務所から車で40分圏内を主な商圏としております。施工可能エリアの詳細は、お気軽にお問い合わせください。
ご相談・お問い合わせについて
洗濯や乾燥まわりの設備は、実際の暮らしをイメージしながら検討すると選びやすくなります。
「ランドリールームの広さはどれくらい必要?」「新しい設備を採用する場合、間取りにどう組み込めばいい?」など、具体的なイメージが湧きにくい段階でも構いません。
完成見学会では、実際の住まいの中でランドリールームや家事動線を体感いただけます。まずは情報収集からでも大丈夫ですので、気になる点があれば、お気軽にご相談ください。